東京都大島町
東京都大島町で暮らす
東京都大島町の住みやすさをまとめました
目次
東京都大島町はどんなところ?
伊豆諸島に位置し、美しい自然環境や海岸線が特徴の街『大島町』
東京都の島しょ部、伊豆諸島の北端、東京都心から南に約120kmの位置にあり、伊豆諸島最大の島で面積は約90.76平方kmです。
人口は約7千人、世帯数は4千世帯です。(2023年7月時点)
大島町は全域が富士箱根伊豆国立公園に属し、島の約97%が自然公園法により、自然景観と生態系が保護されている美しい島です。
大島町の中央部にある『三原山』は標高758メートルでカルデラ内に鎮座する中央火口丘として、古くから大噴火を繰り返してきた山としても知られ、古くから島民の間では噴き上がる火柱や火映を「御神火様」と呼びあがめてきました。
昭和に入ってからも数回噴火の記録があり、記憶に新しいのが1986年の噴火で、溶岩が集落にまで押し寄せる大規模な災害となり、全島民約1万人が本土に避難しおよそ1ヶ月にわたる避難生活を余儀なくされました。
その後は火山活動も落ち着き、現在ではカルデラ内〜三原山に至る遊歩道が整備されているほか展望台なども設置され、毎年たくさんの利用客が訪れる観光名所となっています。
島内には、約300万本の椿(ツバキ)が自生している事からツバキの島としても有名です。
整備された広大な椿園や、ツバキの資料館もあり、椿油や工芸品の原材料としても重宝されています。
昔ながらの島の情緒を今に伝えるアンコ姿は、大島のシンボルとして今も受け継がれています。元々は、年上の助成に対する敬称として使われていた「あんこ」は、お姉さんがなまったものとされており、絣の着物に前垂れ、頭に手ぬぐいという島の女性独自のスタイルの通称として使用されています。
都立大島公園は、泉津地区にある広大な公園で、園内には動物園をはじめ、世界最大級の椿園、椿資料館などがあります。毎年1月~3月に開催される椿まつりの会場でもあり、満開の椿園やアンコ姿の島民を見る事ができるお祭りとして、たくさんの観光客が訪れます。
東京都大島町のPR動画
Feel so Izu Oshima
伊豆大島PR 山編
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東京都大島町の交通事情はどう?
船便が主要な交通手段で、本土へのアクセスはフェリーや航空路が必要な街『大島町』
大島町には鉄道路線・高速道路・国道はありません。
しかし、都道208号線が島を周回しており、生活道路としても観光道路としても利用されています。また、生活圏のあるエリアでは生活道路として車道が行き渡っていますので、車でのちょっとした移動も便利です。
島と本土を結ぶ手段としては、船と飛行機があります。
飛行機は、東京大島かめりあ空港から、新中央航空の調布飛行場-大島空港、東邦航空の三宅島空港-大島空港が利用できます。
船は、大島にある2か所の港(元町港・岡田港)から、静岡県の3か所の港( 伊東港・熱海港・稲取港)、東京都にある1か所の港(東京港竹芝埠頭)、神奈川県にある2か所の港(横浜港大さん橋・久里浜港)の便が利用できます。
また、島内の移動手段として、路線バス(大島旅客自動車)が利用できます。
渋滞がないため車での混雑などのストレスはありません。
本土までフェリーや飛行機を利用する必要があります。
東京都大島町の家賃・住宅・土地相場はどう?
島ながら物件購入から賃貸まで様々な住宅環境があり、自然環境に近い場所で生活できる街『大島町』
土地の平均坪単価は約6万円/坪程度となっています。
大島町には『空き家バンク』もあり、町が積極的に物件の購入や賃貸を促しています。中古物件購入であれば1000万円以内での販売もあるため、大島町での暮らしを考えている方にはオススメです。
自然豊かで広々とした中古物件が豊富で、島暮らしに憧れている方にはオススメです。
山間部のため平坦地はほとんどありません。新築戸建ての情報はなく、新築を建てたい方は注文住宅になるでしょう。
東京都大島町の子育て・教育はどう?
教育施設が充実し、自然溢れる環境で子育てができる街『大島町』
大島町内には、保育園が5園、小学校が3校、中学校が3校、高校が2校あります。
小児医療費助成は、『乳幼児及び義務教育就学児医療費助成制度』と『高校生等医療費助成制度』があり、通院・入院ともに18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもを対象としており、全額補助の対象としています。(一部対象外あり)
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
『妊婦支援特別対策事業』では、島外での出産をする際、入院などの費用の一部を補助する制度です。島内の病院では出産不可能と判断された妊婦さんを対象に、入院費や交通費、宿泊費などを補助する支援などを実施しています。
保育園の待機児童はほぼなく、入園する事ができます。高校まで島内で育むことができます。
自然が豊富なエリアですが、学習施設が少ないため子育て環境に限度があります。
東京都大島町のお買い物はどう?
商業施設は限られており、本土へのショッピングする場合もある街『大島町』
島内には大型スーパーやコンビニなどはありませんが、中小規模の商店が数軒あるため、食料品や生活雑貨の購入はひととおりできる環境にあります。
ただし24時間営業の店舗はなく、遅くても21時には閉店してしまうため、買い物する時間には注意が必要です。
『さむかわ食賓館』は、元町地区にあり島内では珍しく年中無休のお店です。店内には食料品をはじめ、お惣菜や生活雑貨もそろっており、島民のみならず観光客にも人気のお店です。
『Foods&liquorささき』は、オレンジとイエローのカラフルな建物が目印のスーパーで、お惣菜をはじめ、お酒やおつまみも豊富な店舗です。
『大島ストア』は、北の山地区にある島内では品揃えナンバーワンのスーパーです。
また、地元の農家直売のぶらっとハウスでは、島内でその日に収穫した新鮮な野菜が購入できたり、島ならではのお花なども手に入ります。
カフェコーナーも設置しており、大島牛乳と島の農産物を使った手作りスイーツなどを取り扱っており、島民や観光客に人気のお買い物スポットとなっています。
地元ならではの食材やお惣菜が手に入るスーパーがあります。
お本土からの輸送費などがかかるため全体的に物価が高めです。
東京都大島町の仕事・求人はどう?
島内にある雇用に依存し、一部の産業が主要な雇用源の街『大島町』
大島町の平均年収は322万円です。
島内の主要産業は、観光業・農業・漁業・畜産などがあげられますが、どの産業も観光客や後継者の減少により衰退傾向にあります。
そんな中でも、観光産業の中に農業や漁業の要素を取り込んだ新たな産業の創出をすすめています。島内にある農産物直売所「ぶらっとハウス」では、特産物や加工品の販売など、地域の農産物を取り入れた観光客向けの商品開発を進めています。
また、漁業では新鮮な魚介類や海の特産物の販売所「海市場」を開設し多くの観光客に利用されています。
上記のような職種は、数は多くないものの一定の求人数が見込まれます。
観光業や農業、漁業などの求人が比較的多いです。
都心に比べ求人数や年収は少ない傾向にあります。
東京都大島町の独自の助成・補助金制度
東京都大島町の独自の住宅助成・住宅補助金制度
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