東京都小笠原村
東京都小笠原村で暮らす
東京都小笠原村の住みやすさをまとめました
目次
東京都小笠原村はどんなところ?
小笠原諸島に位置し、自然保護区として知られ、美しい海岸線や生態系が特徴の街『小笠原村』
東京本土から南に約1,000kmの太平洋上に散在する30以上の島々の総称で、総面積は約106.88平方kmです。
主な島は、聟島父島、母島、硫黄列島、西之島、南鳥島、沖ノ鳥島などから成っており、日本の排他的経済水域の約3割の海域を確保するための重要な領土です。
現時点で人が住んでいるのは、父島と母島のみで、人口は約2,582人、世帯数は約1,519世帯となっています。(2023年6月時点)
小笠原諸島は、亜熱帯の気候であり、大陸と陸続きになった事がない海洋島である事から、独自の生態系を維持し、小笠原固有の生物や植物などが多数生息しているという特色があります。
ほかの地域では見られない特別な生態系をもつ地域である事、また、美しい自然が維持されている事などから、2011年に国内では屋久島、白神産地、知床に次ぐ4番目の世界自然遺産に登録されています。
村の中心となるのが父島で、人口が最も多く役場などの主要機能が集中している地域です。
父島から南に約280kmにある硫黄島は、小笠原諸島最大の島で、周囲の島々と合わせて「火山列島」と呼ばれる列島を形成しています。第二次世界大戦中は、太平洋戦争の最前線として激戦地となった場所としても知られており、当時は全島民が強制疎開を余儀なくされました。その後現在に至るまで、自衛隊の基地関係者以外の民間人の立ち入りは禁止されています。
東京都小笠原村のPR動画
心、動く島。小笠原~総集編~
Tokyo’s hidden islands 小笠原諸島 Bonin Islands
東京都小笠原村の交通事情はどう?
本土へのアクセスは飛行機やフェリーが必要な街『小笠原村』
本土までのアクセスは、村内で唯一父島までの船便でアクセス可能です。
竹芝から二見港(父島)まで貨客船で約24時間です。(運行は基本的に週1回)
また、二見港(父島)から沖港(母島)までは貨客船で約2時間10分です。(運行は1日0.5~1往復)
村内の移動手段として利用できるのは、『小笠原村営バス』で父島でのみ運行しています。
父島・母島とも村内を巡回できる道路が整備されているので自家用車があると便利です。
本土までフェリーや飛行機を利用する必要があります。
東京都小笠原村の家賃・住宅・土地相場はどう?
島内に住宅が点在しており、海や自然にあふれた環境で暮らせる街『小笠原村』
小笠原村では、移住だけでなくリゾート地ならではの賃貸物件もあり、多様な物件を探すことができます。
土地の平均坪単価は約2万円/坪程度となっています。
中古物件の情報も随時更新されていますので、移住を検討の方も期待できる物件に出会えることでしょう。
『小笠原チャンネル』では賃貸物件・中古物件・売地の情報を発信していますので、物件をお探しの方はこちらをご参照ください。
島しょエリアとしては賃貸・中古物件が豊富で、島暮らしに憧れている方にはオススメです。
築古物件が多いため、中古物件の場合はリフォームの必要性が出てきます。
東京都小笠原村の子育て・教育はどう?
保育施設や学校が充実し、自然環境での子育てが魅力な街『小笠原村』
小笠原村内には、保育園が2園、小学校が2校、中学校が2校、高校が1校あります。
小児医療費助成は、通院・入院ともに義務教育就学前(6歳に達した以降の最初の3月31日まで)の乳幼児は、全額補助の対象としています。7歳~15歳以下(15歳到達後の3月31日)までの子どもは、通院に関しては保険診療の自己負担額から1回につき上限200円を控除した額を助成、調剤・入院・訪問介護に関しては全額補助の対象としています。(一部対象外あり)
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
小笠原村独自の支援制度も充実しています。
妊娠した世帯を対象に、母親学級や両親学級を開催し、妊娠・出産に関するレクチャーや、赤ちゃんのお世話方法などについて学ぶ事ができます。
小笠原村では村内で出産できる施設がないため、上京することとなりますが「妊婦中期訪問」で保健師が各家庭を訪問し、上京前に不安や心配事などについての相談をする事ができます。
「乳幼児家庭全戸訪問」では、帰島後に保健師が家庭を訪問し、赤ちゃんの身体測定をしたり、子育てに関する情報の提供などをしています。
保育園から高校まで教育施設が整っているため、島で成人になるまで暮らすことができます。
離島環境により遊ぶ場所や学習経験などに制限されることが多々あります。
東京都小笠原村のお買い物はどう?
個人商店が複数あり、日用品には困らない便利な街『小笠原村』
小笠原村内には、父島や母島に個人商店や土産物屋、飲食店などが数軒あります。
決して便利な環境とは言えませんが、食料品や日用品などは一通り購入できます。
島内への物流は週一回の定期船による運搬のため、補充される日に買いだめするというのが一般的なようです。また物流費がかかるため物価は全体的に高めです。
一般的な食材から地元ならではの食材も手に入るスーパーが存在し、日常生活には困りません。
大型ショッピングモールなどはないため、ショッピングを楽しむことは難しいでしょう。
東京都小笠原村の仕事・求人はどう?
観光業のほかに農業・漁業が盛んな街『小笠原村』
小笠原村の平均年収は422万円です。
父島・母島の主要産業は、農業、漁業、観光業です。
農業に関しては、パッションフルーツやマンゴーなど熱帯果樹や野菜の生産がさかんです。近年特に力を入れているのが観光業であり観光立島を目指し様々な取り組みをしています。
上記のような求人は一定数期待できますが、求人数自体少ない地域のため、希望する職種に就くのが難しい場合があります。
観光業や農業、漁業などの求人が比較的多いです。
都心に比べ求人数は少ない傾向にあります
東京都小笠原村の独自の助成・補助金制度
東京都小笠原村の独自の子育て支援制度
小笠原村出産費用補助 |
東京都小笠原村の独自の進学及び学費助成・補助金制度
小笠原村奨学資金貸付 |