東京都国立市
東京都国立市で暮らす
東京都国立市の住みやすさをまとめました
目次
東京都国立市はどんなところ?
大学や研究機関があり、文化と学術が融合した街『国立市』
東京都の中央部にあり、面積は約8.15平方kmです。
北側は国分寺市と、東側は府中市と、南側は日野市と、西側は立川市と隣接しています。
人口は約7.6万人、世帯数は約3.9万世帯です。(2023年6月時点)
地形は、北東部分は国分寺崖線、南部には立川崖線があり北から南に向かって階段状に低くなっています。段差部分は、湧き水や川が流れる崖線があるのが特徴です。
国立市名の由来は、当時の中央線の国分寺駅と立川駅の中間にできた新しい駅である事から、両方の頭文字をとって「国立」と名付けられたことによります。
国立市の歴史は、江戸時代より南部の谷保エリアを中心に稲作や農業がさかんで、甲州街道周辺に民家が立ち並ぶ長閑な地域でした。
明治である1889年に、谷保村・青柳村・石田村飛地の3村が合併して、国立市の前身である「谷保村」が誕生しました。
大正時代に入ると文教都市を目指した整備が各所で行われ、続々と大学も開設されていきました。またこの頃には、鉄道駅も開通するなどインフラ整備もされ、都市化が進んでいきました。
戦後は宅地増設により人口が急増し、1951年に谷保村から「国立町」になりました。
国立市内の教育環境を守るため市民や学生を中心に「文教地区指定運動」が起こったのもこの頃で、1952年に文教地区の指定を受けました。
その後も大規模団地が完成するなどして人口は増え続け、1967年に市制を施行し「国立市」が誕生しました。
現在の国立市は、閑静な住宅街の広がる地域である一方で、大学や高校、教育関連施設が多く集まる文教都市としての側面を持ち、田畑など長閑な風景が広がる地域も残る調和のとれた街として人気です。
国立市の中心は、JR国立駅周辺で、特に有名なのが街のシンボルともなっている駅から真っ直ぐ伸びる道「国立大学通り」です。多くの飲食店や商店が立ち並び、四季折々のイベントが開催される事でも人気です。春には約200本の桜の木が一斉に開花し『くにたちさくらフェスティバル』というイベントも開催される事から、毎年たくさんの利用客で賑わいます。
国立市内には、ほかにも人気スポットがあります。
『谷保天満宮』は、JR谷保駅から 徒歩3分の位置にある東日本最古の天満宮です。
学問の神様として有名で毎年受験シーズンには、合格祈願で訪れる受験生と家族であふれます。
『たましん歴史・美術館』は、JR国立駅からすぐの場所にある多摩信用金庫が設立した美術館です。多摩地域に関連した歴史や、美術作品が展示され、多摩地域を代表する作家の作品の展示などもしています。
東京都国立市のPR動画
「手紙で伝えたいまち くにたち」
くにたち散歩「くにニャン歩」
東京都国立市の交通事情はどう?
鉄道とバスが充実し、都心へのアクセスが便利な街『国立市』
国立市内の路線数は2路線、駅数は3駅です。駅から東京駅までは約39分、新宿駅までは約27分です。
国立駅 | JR中央線 |
谷保駅 | JR南武線(川崎-立川) |
矢川駅 | JR南武線(川崎-立川) |
国立市内で利用できる路線バスは、立川バス・京王電鉄バス・京王バスです。
また国立市内の主要施設を巡回するコミュニティバス『くにっこ』も利用できます。
国立市内からアクセスできる高速道路は中央自動車道の国立府中出入口が利用できます。
国立市内を通る道路は、東京都中央区から神奈川県、山梨県を経由して、長野県塩尻市まで通る国道20号が利用できます。
鉄道・バスとも路線数が多く便利です。
道が狭く車の運転はしづらいエリアが多く、駐車場代も高いです。
東京都国立市の家賃・住宅・土地相場はどう?
閑静な住宅地が広がり、大学周辺や自然に近く住みやすい街『国立市』
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで8万円程度、2DKで11.7万円程度です。
土地の平均坪単価は約134万円/坪程度となっています。
新築マンションの平均価格は4,949万円、平均面積は63.39㎡、平均坪単価は258.1万円/坪です。(2018年~2022年時点)
市内は閑静な住宅地の広がるエリアがほとんどです。
また、東京都文教地区建築条例によって文教地区に指定されているため、パチンコ店や風俗店、ホテル・遊技場のような業種の建造物の進出を規制されている地域のため治安が良く、安心して暮らせる街として人気があります。
一戸建て住宅は比較的広い敷地面積を確保できる場合がありますが、都心に近いため土地価格が高めの傾向にあります。
駅前を中心に、ここ数年で土地価格や分譲マンションが上昇傾向にあるため、購入時期は十分検討した方が良いでしょう。
大学が比較的多い地域であるため、賃貸は1Kなど1人暮らし向けが多い傾向にありますが、駅から離れた地域ではファミリータイプも見られます。
都心まで近い位置にありながら、静かで自然の多いエリアも多いため落ち着いた環境で暮らしたい方に向いている地域と言えます。
都心まで近いわりには、賃貸や土地価格ともにお手頃な価格が多いです。
駅前を中心に駐車場を確保する事が難しいエリアが多めです。
東京都国立市の子育て・教育はどう?
教育機関が充実し、子育て支援や地域コミュニティが盛んな街『国立市』
国立市内には、保育園が13園、幼稚園が9園、小学校が11校、中学校が5校、高校が5校、短大・大学が4校、専門学校が1校あります。
『小児医療費助成』は、通院・入院ともに義務教育就学前(6歳に達した以降の最初の3月31日まで)の乳幼児は、全額補助の対象としています。7歳~18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもは、通院に関しては保険診療の自己負担額から1回につき上限200円を控除した額を助成、調剤・入院・訪問介護に関しては全額補助の対象としています。(一部対象外あり)
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
国立市独自の支援制度も充実しています。
『国立市子育て世帯伴走型支援事業』では、2種類の支援で子育て世帯を支援しています。
「伴走型相談支援」では、保健師など専門の職員との面談を最大3回実施し、子育てに関する相談ができます。「経済的支援」では、面談を受けた世帯を対象に、5万円相当のポイント交換ギフトを2回支給しています。
赤ちゃんに関するサポートも充実しています。
『ウェルカム赤ちゃん教室』では、初めてママ・パパになる世帯を対象に2日間にわたり、赤ちゃんのお世話のしかたや食生活の指導などを無料でレクチャーしてくれる支援制度です。
「新生児訪問」や「こんにちは赤ちゃん訪問」では、保健師や助産師が自宅を訪問して、赤ちゃんの健康状態やお世話の仕方、体重測定などをしてくれる制度で、子育てに関する情報提供なども受けられるサポート制度です。
「産後ケア事業」では、病院や施設で育児支援をしてもらう事ができ、産後1人で子育てするのが不安な方や、産後体調が優れない場合などに利用できます。用途に合わせて、関連施設へ短期間泊まる短期入所型や、自宅へ専門の職員が出向いてれる居宅訪問型などがあり、授乳や育児の相談などを比較的低価格でする事が可能な支援制度です。
『くにたち子育て応援アプリ』は、市内の子育て情報が得られたり、予防接種のスケジュール管理などができる市独自のツールです。
様々な事情により子どもの預け先に困る場合なども利用できる様々な支援があります。
「病児・病後児保育」では、保護者が仕事などで病気の子供のお世話ができない場合、市内の指定医療機関に預ける事ができる制度です。
また、保護者の病気や冠婚葬祭などで一時的に子どもを預けたい場合に利用できる「子どもショートステイ」があります。2歳から中学生までの子どもを対象に、宿泊型や日帰り型などが選べ比較的低料金で利用する事ができます。
「学童保育所」では、小学1年生から6年生を対象とし、保護者の就労や病気などのため、放課後1人となってしまう児童が、安全に遊んだり学習したりする場を提供する支援です。
国立市は、文教都市の指定を受けたエリアがほとんどを占める地域となっており、教育機関の数が多い事や教育レベルが高い事でも知られています。
中学校から私立を受験する世帯や有名な大学も多く、塾や教室などの数も充実しています。
また、勉学に好ましくない建造物が排除されており、治安が良いエリアとしても知られているため、子育てや教育には非常に適した地域と言えます。
文教地区と言う名のとおり、学校のレベルが高く質の良い教育が受けられます。
教育熱心な家庭が多く教育費もかかる傾向にあります。
東京都国立市のお買い物
商店街やスーパーがあり、日常の買い物に便利な街『国立市』
市内にある代表的なお買い物施設は下記に紹介します。
『国立ポポロショッピングセンター』は、JR中央線「国立駅」南口から 徒歩4分の位置にあり、レンガ造りの目立つ外観で有名な建物で、衣料品やカフェ、雑貨などが入っています。
『nonowa国立』は、JR国立駅直結の施設で、おしゃれなカフェや手土産にぴったりなスイーツなどが入り、学生さんや主婦の方々に人気で賑わっています。
また、市内には、さえきや西友などを中心に約12店舗のスーパーがあります。
大型のショッピングモールや百貨店などはほとんどありませんが、ドラックストアやコンビニ、スーパーなどは十分な数があるため、日用品のお買い物には困らない地域と言えます。
食料品や日用品などのお店が多く日々のお買い物には困りません。
衣料品を購入できる場所が少なく都心まで移動が必要です。
東京都国立市の仕事・求人はどう?
多様な産業の求人があり、大学関連の仕事も存在する街『国立市』
市の平均年収は466万円です。
市内は住宅地が街の半数を占め、都内でも屈指の住宅街となっており、一般企業などは少ない傾向にあります。
その一方で、市域のほとんどが文教都市に指定されており、教育関連の施設が多い傾向にあります。
また数は少ないものの、食料品や印刷関係の製造業の事業所が点在しています。
教育関連、製造業関連の求人に期待ができます。
大学や研究機関が多く、 研究や教育関連の求人が比較的多くあります。
人気のある業界や職種では、求職者数が求人数を上回ることがあり、競争率が高くなる傾向にあります。
東京都国立市の独自の助成・補助金制度
東京都国立市の独自の住宅助成・住宅補助金制度
国立市木造住宅耐震診断・改修助成制度 国立市住宅省エネルギー化補助制度 住宅用スマートエネルギー関連システム設置補助金 国立市省エネ家電買換え促進補助制度 住宅費(家賃)助成(障害者) 空き家の発生を抑制するための特別措置 ブロック塀等の撤去等工事にかかる費用の一部助成 生垣新設の補助金制度 |
東京都国立市独自の子育て支援制度
国立市子育て世帯伴走型支援事業 里帰り出産等妊婦健康診査の診査費用の一部助成 国立市里帰り出産等定期予防接種費用助成金交付事業 ファーストバースデーサポート事業 |
東京都国立市の独自の進学及び学費助成・補助金制度
就学援助 奨学金 受験生チャレンジ支援貸付事業 |